肌寒くなった朝の風と 人は町を歩いていく 電車から見えた緑が 少しずつ黄みを帯びていく そんな些細なことにさえ 喜んだり切なくなったり 実りある季節を 人は秋と呼ぶ 己も何か実らせたいと 秘かに願って 文句のような○○の秋と 人は町を歩いている