個と個
夜に零した愚痴を
アルコールで流して
わざわざ朝を汚していく君と
並んで見上げる空の前では
ただ一つの個
朝に浅く
浮いてはまた
夜に深く
溺れて また
繰り返す
繰り返す
きっといつまでも続けばいい
月と地球のバランスみたいに
ぶつかることなく一定のリズムで
君と並んでいれたらいい