33.7光年からの声
空から見上げてきた あの星にいる君
地上から見下ろしてきた あの星にいる君
なんて立ち位置が悪いんだろう もう星になったはずなのに
端の端まで追いやられて どこにも行ける場所なんてない
死んでも苦しむって言うのは 間違いじゃなかった
死んだあの日から 心は変わらないまま
持ち合わせは記憶だけ 私でいれるように
なんて立ち位置が悪いんだろう もう星になったはずなのに
宙ぶらりんになったって 見守らなきゃいけないものがある
死んだ後だから息もできずに ただ苦しんでる
嗚呼 おまじないを唱えよう
星よ皆 10パーセクの位置に集まれ
その宇宙の中心で 私が唄を歌うから
みんなの輝いている 姿が見たくて
全てを奪われた今じゃもう 戻れないけど
なんて馬鹿な望みしたんだろう 何も感じられなくなって
それでも自分で決めた道だから 尚更君が憎いよ
いつまでもここで君を待ってる 助けてほしいの
嗚呼 おまじないを唱えよう
星よ皆 10パーセクの位置に集まれ
その宇宙の中心で 私が唄を歌うから
唄い切れなかった この唄を届けたい
貰った時間でできるのかは 分からないけど
星なんてみんな同じ 涙と後悔で埋め尽くされてる
私はラッキーだったんだろう 君が傍にいてくれたから
君が還る星は君のために 綺麗でいますか
嗚呼 おまじないを唱えよう
星よ皆 10パーセクの位置に集まれ
その宇宙の中心で 私が唄を歌うから
空から見上げてきた あの星にいる君
地上から見下ろしてきた あの星にいる君
2010/12/25