空色レター
真っ白な 薄っぺらい ただそれだけの
紙に綴る字は 相変わらず くせが強い
飛行機雲に乗せて 届けようか
空色に染めて
今日は何の日 そんなことすら忘れて
思いを馳せては 時を刻んで 戻れない
沈む夕陽に乗せて 届けようか
紅色に染めて
特別なことなどなく 透けた心が
あるがまま君を 見出してく 光らせてく
流星群に乗せて 届けようか
藍色に染めて
愛色に染めて
2008/12